2009年9月のイベント報告

 

イベント結果報告

・早稲田大学公開講座(9月27日)

・早稲田大学公開講座(9月13日)

・からつ大学交流連携センターオープニングイベント(9月6日)

早稲田大学公開講座(9月27日)

 9月13日の第1回講座(早稲田大学公開講座(9月13日))に続けて、早稲田大学の佐藤能丸先生を講師としてお招きし、早稲田大学公開講座「早稲田を創った人々」が唐津市文化体育館にて開催されました。

 公開講座では、早稲田大学の創立過程と創立に携わった早稲田人たちが紹介されました。その上で、講師の佐藤先生より、早稲田大学の創立から現在へも導き出せると思われるいくつかの示唆が述べられました。

 前回と同様に、今後早稲田佐賀中学校・高等学校とともに過ごしていく唐津市民の方々にとっても有意義な講座となったと思われます。

早稲田大学公開講座(9月13日)

 9月13日、早稲田大学の佐藤能丸先生を講師としてお招きし、早稲田大学公開講座「日本の近代化と早稲田大学の創立」が唐津市文化体育館にて開催されました。

 公開講座では、佐賀県出身の大隈重信が早稲田大学を設立するに至る時代背景としての近代化する日本の姿がまず示されました。その上で、大隈が早稲田大学を設立するに至った要因として、近代日本を支える近代的人材の育成が要請されていたことが示されました。

 講座全体を通して、大学が当時持っていた社会的意義と、現在的な大学等高等教育機関の社会的意義が参加者に提示され、今後早稲田佐賀中学校・高等学校とともに過ごしていく唐津市民の方々にとっても有意義な講座となったと思われます。

 次回9月27日には、今回と通底しつつもまた新たな講座が開かれます。唐津の今後に対する大きなヒントをいただけることと思われます。今回ご参加いただいた方もそうでない方も、どうぞご参加ください。

からつ大学交流連携センターオープニングイベント(9月6日)

 

 去る96日、からつ大学交流連携センターのオープンを記念したイベントが開催されました。

 

 報告の目次は以下です。

 1.オープニングセレモニー

 2.オープニングシンポジウム

  (1)センター事業の説明

  (2)基調講演

  (3)パネル・ディスカッション

 3.交流会

 

1.オープニングセレモニー

午前11時より、センター前でオープニングセレモニーが開催されました。40名以上の方にご出席いただきました。

まず弊社(株式会社産学連携機構九州(九大TLO))代表取締役社長であり、かつ九州大学副学長・理事の安浦寛人より主催者挨拶がありました。その後、唐津市長坂井俊之様、唐津市議会議長進藤健介様より来賓のご挨拶を頂きました。

次に、唐津市長坂井俊之様、唐津市議会議長進藤健介様、唐津商工会議所会頭太田善久様、唐津中央商店街組合理事長太田雄介様、弊社代表取締役社長安浦寛人によるテープカットを行いました。

続いて、センターオープン記念植樹をご出席していただいた方々に行っていただきながらセンター内に移動し、当センタースタッフによる事業説明が行われました。

 

2.オープニングシンポジウム

セレモニー後は、午後2時よりオープン記念シンポジウム「イキイキからつの未来に向けて〜大学との多角的連携による地域活力の創出〜」が唐津商工会館5階にて開催されました。参加予定人数の100人を超える多くの方々に参加していただき、スタッフ一同大変うれしく感じるとともに、唐津の方々の大学連携に対する期待感も感じ気を引き締めました。


 

(1)センター事業の説明

 シンポジウムではまず、当センタースタッフによる、センターの展望と事業についての報告がなされました。センターは唐津の「暮らす・働く・学ぶ」を支援することで、100年後もイキイキとした唐津が維持されるような事業を展開していくこと、そのために唐津の人々と密な交流を持ち、産・学・官・民の4をつなぎそれぞれの距離を縮めていくことをスタッフ活動の柱とすることが報告されました。

 

(2)基調講演
 続いて、弊社代表取締役社長であり、かつ九州大学副学長・理事の安浦寛人より、「大学と地域社会との多角的連携」と題した基調講演が行われました。基調講演では、九州大学の概要説明がなされたあと大学そのものが持つ大きな可能性が示されました。続けて、今後展望される連携のあり方として、社会を構成するさまざまな要素と大学の知や人材が多角的に連携していく「社会の5階層モデル」が示されました。5階層とは、「自然法則・自然現象層」、「製造技術・生産技術・設計技術・治療技術層」、「製品・作物・作品・コンテンツ層」、「サービス・システム運用層」、「制度・体制層」を指します。
 「自然法則・自然現象層は理学等が、「製造技術・生産技術・設計技術・治療技術層」では工学・農学・医学・歯学・薬学等が、「製品・作物・作品・コンテンツ層」では芸術工学、文学等が、「サービス・システム運用層」では経済学、教育学等が、「制度・体制層」では法学等がそれぞれ力を発揮し、総体的に社会連携を行っていくことの意義が、九州大学で既に始められている取り組みの紹介とともに示されました。
 
(3)パネル・ディスカッション

基調講演の後は、九州大学知的財産本部副本部長の古川勝彦氏、佐賀大学産学官連携推進機構副機構長の佐藤三郎氏、佐賀大学経済学部教授の長安六氏、早稲田大学社会連携推進室副室長の奥山龍一氏にパネリストとして登壇していただき、九州大学特任准教授の坂本剛氏のモデレートによるパネル・ディスカッション「先行事例から展望する唐津の未来」が開催されました。

パネル・ディスカッションではまず、パネリストの方々が取り組んでこられた大学連携の事例が紹介されました。その後、各パネリストの方々より、当センターが今後担うべき社会的役割が示されました。以下、各パネリストにより提示されたことを報告いたします。

 

・古川勝彦氏

 1.現代社会においては、高度経済成長期とは異なる形で持続可能な地域

  づくりが重要。

 2.そのためには、(特に高齢の)住民参加を導きながら活性化を行って

  いくべき。

 3.その上で、物質面に限らない生活・心理面での住民満足度を高める取

  り組みや、住民に対する学ぶ機会の提供等大学の教育的機能の活用も行

  うべき。

 

・佐藤三郎氏

 1.地域づくりにおいて学生を地域に呼び、学生とともに地域の活力を生

  むことが重要。

 2.それを通して、唐津に住みたくなるような人材育成の取り組みを行う

  ことも重要。

 

・長安六氏

 1.唐津出身学生とともに取り組みを行い、将来の唐津を担う学生を育成

  することが重要。

 2.加えて、若者のみならず、高齢者についても、高齢者から技能や知識

  を学び継承しながらともにまちづくりを行っていくべき。

 3.唐津市には、海・山・川といった地域内需給を達成していくための基

  盤がそろっているので、それらの地域資源を活用しながら相互扶助的

  関係を築いていくべき。

 

・奥山龍一氏

 1.当センターの役割は、ローカルな場において地域密着型の中小企業と

  連携することにある。

 2.そのことから、地域貢献型企業やオンリーワン企業の支援を行うこと

  が重要。

 3.また、センターが企業・教育・地域・研究の4要素をつなぎながらそ

  の成果を地域に還元していくことも重要。

 4.活動によって、(1)社会の要望と大学の資源をつなぎ、(2)社会を大学

  のフィールドとし、(3)新しい価値を創造していくこと、この3つがセ

  ンターが担うべき役割。

 

最後に、4名のパネリストからセンターに対する期待が述べられ、パネル・ディスカッションは盛況のうちに終了いたしました。

 

※なお、シンポジウムではアンケートを配布いたしました。お声を寄せていただいた皆様誠にありがとうございます。

 

3.交流会
 交流会には30名の方に参加していただき、センターの事業について、また、大学連携そのものや地域活性化そのものについての活発な意見交換がなされました。

 

スタッフ一同、ご来場いただいた皆様に、また、パネル・ディスカッションに登壇していただいた皆様に深く御礼申し上げるとともに、提示された意見を胸に刻みながら事業を展開してまいりたいと思います。

 

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